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WORK
project1
偲→灯
澤藤 航太
本作品は、法事という場において、故人をめぐる記憶が人と人のあいだに自然に立ち上がる時間をつくる試みです。形式的に進みがちな法事では、故人について語ることも、他者の記憶に耳を傾けることも、十分に行われないまま時間が過ぎてしまうことがあります。本作では、参列者がその場で入力したエピソードがリアルタイムに空間へと映し出され、断片的な言葉として並びます。それらは視線を引き寄せ、「それはどんな話なのか」という問いを生み、やがて会話へとつながっていきます。このシステムは故人を代弁せず、感情を操作せず、ただ記憶を差し出す存在として設計されています。ただ、人と人の間に置かれる媒介として存在し、沈黙もまた尊重されます。そうして生まれる会話や視線の交わりが、故人を中心に人を再び結び直していきます。偲ぶという行為が、遺された人たちにとって次の時間を生きていくための小さな灯となることを願い、法事の風景をそっと更新する提案です。

使用ツール
Google Apps Script,
Google Sheets, Processing
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